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はじめに

 このサイトは1996年から中国経済の学習を開始し、2000年から中国に在住している内田真人(うちだ まこと)の研究ノートです。中国経済の研究に役立つ文献等は、古典論文書籍雑誌新聞研究者に分類してあります。また短い文章ですが、TwitterFacebookに見聞を備忘録として公表しています。これらもあわせてご参照ください。

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■主な研究成果

 内田2008は、香港の新聞記事に触発されて書いたエッセーです。中国経済を研究する枠組は、経済学だけでも新古典派経済学やマルクス経済学があります。ここでは、開発経済学でトウ小平を論じ、中国の輸出志向工業化政策(いわゆる”改革開放”政策)に転機が来ていることを指摘しています。

 内田1997は、アジア経済の楽観論が大勢を占めた当時の新聞や雑誌を意識して書きました。政治経済学を物差しにしたアジア経済の悲観論です。アジアNIEs(韓国、台湾、香港、シンガポール)は、1970年代に輸出志向工業化政策で経済発展を始め、中国のいわゆる”改革開放”政策にモデルを提供しました。しかし、政治経済学から輸出志向工業化政策の背後には、”古典派経済学の自由放任主義へのドグマがある”と批判されていることも忘れてはなりません。

 内田2010は、中国経済に関する教科書の試作です。中国経済の学習と研究の成果を初心者でも理解できるように再編集します。開発経済論の枠組で専門用語を整理していきます。ネットユーザーは多様なので、読者を想定するのは容易ではありませんが、駐在員や社会人のニーズを想定し、アクセス履歴を参考にしながら、加筆修正等をします。

 内田1998は、日本人の物差しで中国経済を特殊とする論調が少なくなかったので、それに対する反論として”工業化政策”、”W.W.ロストウの離陸”、”二重経済発展モデル”及び”停滞メカニズム(貧困の罠)”を物差しにしました。これら開発経済学の概念を使って中国経済の特殊性を論じています。

 内田2000は、ミクロ経済学で中国の食糧不足を論じています。いわゆるT.W.シュルツの食料問題(Food Problem)は、一言で言えば「農業部門への投資不足」ですが、中国の食糧不足は、それに加えて計画経済で食糧価格が上限規制を受けたことによって引き起こされた「複合食糧不足」だった可能性があると結論しています。残された課題として”影の価格”や”農業の生産技術”の測定問題があります。

 内田2002は、マクロ経済学でグローバリゼイションを考察しています。中国の大学院生が政治経済学で議論していたので、それに対する反論として経済学の枠組の中で検討されるべき問題がたくさんあると感じました。

おわりに

 インターネットが発展し、中国にいながら日本の文献を読むことができます。そして、これは研究者だけでなく学習者にとっても画期的なことです。このサイトは、研究成果を公表するだけでなく、中国経済について学ぶことができる場にしたいと思っています。

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