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張 紀潯の「アジア経済論」

科 目 名:アジア経済論
配当年次:EB3、4年次
単 位 数:4単位
担当教員:張紀潯
授業の目的・目標

 この授業の目的は、驚異的な経済発展を続けるアジア地域経済に焦点をあて その経済発展メカニズムと現状を分析するとともにアジア諸国が抱える問題点 について分析し素顔のアジアパワーへの理解を高めることを目的とする。マク ロ的な分析のほかにアジアの経済発展を支える個人、企業の経済活動について もミクロ的な観点から現地調査の経験を交えながら国別、企業別に分析し今後 アジア経済がどの方向に進もうとしているのかを展望する。

前期講義スケジュール
項目  内 容 
アジア経済の発展 アジアの多様性と発展の初段階
アジア経済の特殊性 アジア経済の特殊性と発展のメカニズム
国際政治とアジア アジア新勢力の台頭と世界秩序の変質
国内政治と民主化 アジア諸国の国内政治と民主化の進展状況
国際経済とアジア 世界経済に与えるアジア経済の影響力と課題
アジアの人的資源 アジアの教育と人的資源の育成
アジアの天然資源 アジアのエネルギー開発と環境問題
アジアの社会資本整備 アジア社会資本整備の現状と問題点
アジアの国民と消費 アジア国民生活の多様化と消費革命
10 NIEsの挑戦 NIEs輸出志向工業化戦略の現状と問題点
11 開発と外国資本 世界の対アジア投資とアジアの工業化
12 アジアの企業経営(1) アジアのビジネス環境と企業経営
13 アジアの企業経営(2) アジアの企業と経営の特色

後期講義スケジュール
項目  内 容 
14 アジアの金融市場 アジアの金融資産の蓄積と金融市場の特徴
15 アジアの証券市場 アジアの株式市場と中国証券市場の形成
16 台湾の工業化戦略 台湾経済の変革と工業化戦略
17 韓国の工業化戦略 韓国経済の変革と工業化戦略
18 アジアの都市国家(1) 香港の発展と中港経済の一体化
19 アジアの都市国家(2) シンガポールの経済発展と工業化戦略
20 ASEANの工業化(1) ASEANのトップランナータイの経済発展
21 ASEANの工業化(2) 2020年には先進国入りを目指すマレーシア
22 ASEANの工業化(3) フィリピン、インドネシアの経済成長と工業化
23 インドの経済発展 地域分権化に進むインドの経済発展
24 中国の経済発展 中国の経済発展と工業化
25 転換する社会主義 インドシナ諸国の経済発展と工業化
26 アジア太平洋の時代 APECとアジア

教 科 書:さくら総研編『新世紀へのアジア発展のシナリオ』ダイヤモンド社。
参考 文献:渡辺利夫編『アジア経済読本』東洋経済新報社。
授業の方法:教科書を中心にアジア諸国経済発展の特色を論ずると同時に注目を浴びる
      アジアの出来事については適時にプリントを配って講義する。
      後期の授業では、受講生の研究意欲を引き出すために研究発表も行う。
成績評価法:前期はレポート、後期は定期試験。出席は成績評価に反映する。
オフィスアワ- 予定
cf.張ゼミ通信PC課員は水曜日の午後3時以降に張研究室にいることが多い。
居   室:12号館2階 張助教授室

               1996年 城西大学経済学部 講義要覧 より


 このホームページの「張紀潯のアジア経済論」は、張ゼミナールのゼミ通信部が、 主に部員のノートを元にして作成したものです。何らかの参考になればと思い掲載 しました。ですから、上記の講義要覧と下のリンクは必ずしも対応していません。  なお、内容に関しては正確を期したつもりですが、誤りがあるかもしれません。 誤りに気がつけばその都度訂正するつもりでいます。ですから、加筆、修正等をこ ちらの判断で行います。ご了承ください。

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