国際経済論96年アジア経済論96年トップ

アジア経済論23

1996年12月19日

アジアの中の南南問題

東西問題……冷戦構造の反映
      東 中国、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー
      西 日本、ASEAN

90年 東西冷戦の終焉

アジアに依然として残る冷戦構造

・南北朝鮮

南北問題……所得の高い北の国と低い南の国の格差の問題

1人当たりのGNP
日本        40000ドル
NIES        9000〜15000ドル
ASEAN        400〜8000ドル
中国        500ドル
バングラディッシュ 200ドル以下


南南問題……貧しい南の国の中での格差

南南協力……貧しい南の国同士の助け合い
      例、ASEAN

工業政策

1)輸出志向型

      ┌→ 生産性の向上 → 競争力の増大
 輸出振興 ┴→ 輸入拡大 ー─→ 輸出拡大

中国の例、
 78年
 輸出(200億ドル/年) → 外資導入(1000億ドル/年) → 輸出(2000億ドル/年)
                             ↓
                            輸入拡大

輸出志向型経済の特徴

 労働集約型 → 資本集約型 → 技術集約型

日本の例、

 労働集約型 → 資本集約型 → 技術集約型
 ・繊維     (重化学工業) ・自動車
         ・鉄鋼     ・通信
         ・造船     ・コンピュータ
         ・化学製品

*途上国の特徴
・人口が多い
・技術者が少ない
・技術がない
・資金がない

2)輸入代替型

国内産業の保護    → 国際競争力の低下
民族産業の育成を重視 → 外資を厳しく規制

・インド        cf.債務問題(教科書 P.241 図表5)
・パキスタン        デッドサービスレシオ(%)
・ベトナム        ・外貨準備高、輸出から計算し、返済できるかの目安
・中国(78年以前)     ・15%位が危険ライン

人口

世界人口 55億人
 アジア 30億人
  中国 12億人

*2020年にはインドが中国を抜き世界一の人口になる。

南の国の人口爆発と北の国の老齢化

人口に占める60歳以上の人口の比重

 7%以下 → 7% → 8%〜10%
  若齢    中齢    老齢化

*日本は15%(高齢化社会)

*中国 都市 子供ほしくない (老齢化)
    農村 子供ほしい   (人口増加)

・メニュー

アジア経済論 前期

アジア経済論 後期