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アジア経済論24

1996年12月25日(補講)

安全保障とアジア

経済成長には、政治的安定、安全保障は必要である。

例、
・ASEAN     安全保障
・シンガポール  マレーシアとインドネシアとの良好な関係

・日米安保    仮想敵国 ロシア?、中国?
・韓国の安全保障 仮想敵国 北朝鮮、日本?、中国?

*冷戦期に造られた安全保障は現在のアジアに適合しなくなっている。

アジアの緊張発生要因

?地域大国の存在
教科書 P.248 図表7 中国インドを中心とする地域紛争

*中華人民共和国は海外派兵したことはない。

?民族と国境
ナショナリズムの存在
例、中国
 ・チベット、モンゴル、黒龍江省の一部約100平方キロメートルがソ連に奪われた。
 ・中国の東北部は日本に植民地にされた。
 ・マカオはポルトガルに植民地された。
 ・香港は英国に植民地にされた。
 *被害者である中国人はこういった歴史を忘れない。

?社会主義国

?かつての日本の侵略と軍事大国化への懸念

教科書 P.249 図表8 アジア太平洋地域の兵力配備

日本軍事大国化への懸念
例、中国
  ・日本(加害者)は中国(被害者)の気持ちを理解しなければならない。
  ・そのためには、歴史的事実をきちんと理解しなければならない。

  ・南京大虐殺を中国人は忘れていない。
  ・南京大虐殺の資料館を南京の小中学生は見学することを義務づけられている

  *ドイツは歴史的事実をきちんと認め、理解している。しかし、それでもなお
   周辺国はドイツを警戒し続けている。

世界の5つの極

日本、露国、EU、中国、米国

日中関係
 1972年以前 悪い
 1972        日本の対中政策
 〜1996年  良好  ・中国を先進国の中で孤立させない(政府官僚)

 1996年〜  冷却化 ・自民党の中には中国に対して反発する意見を持っている
            人がいる。(与党)
           ・靖国神社の参拝を外交官に求めた。

日米関係
 1980年代以降 「ノー」といえる関係へ  ・沖縄の基地問題
           ↓         *島民の意見が政府によって制限さ
         政治大国化        れた。
        例、国連安保理への加盟申請

米中関係
 米国 軍事大国、政治大国
 中国 人口大国、途上国の中の大国
 *両国とも大国を自認。

 1971年以前 米中冷戦
 1971年以降 関係改善

 米中間の様々な問題
 ・経済摩擦
 ・人権問題
 ・著作権の問題

中露関係
 1950年代  社会主義の兄弟国
 60〜80年代 対立
 1989年   ゴルバチョフ訪中
       関係改善

 *エリツィンはゴルバチョフの対中政策を継承。

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