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張ゼミ通信 96年10月2日号

「動」の国タイ  田中

 ゼミ旅行の3日目、僕らはシンガポールから飛行機で2時間かけてタ イへと向かった。タイのバンコク国際空港に降り立ち、バスでホテルへ と向かう途中、僕らはバンコク名物の大渋滞に巻き込まれた。ガイドさ んのはなしによると、バンコクではピーク時、たった2、3キロ進むの に1時間ぐらいかかることもあるという。なぜここまですごい渋滞がで きるのか?それは、タイという国が異常なまでに都市に人口が集中して いるということだと僕は思う。タイという国は、首都バンコクを中心と して、3つの地帯に別れている。第1地帯は、バンコクから50〜100キロのところで、ここはタイのまさに中心部で、政治、経済のすべて がここに集中している。そして、第2、3地帯は、農業中心の地帯であ り、人口も少なく、寂れている。こう言った地帯を開発し、第2、第3 の都市を作ることが現在タイの抱える大きな課題ではないかと僕は考え る。

 こう言った課題も多々あるが、現時点ではバンコクと言う都市は、か なり発展していると思う。町並みを見ても、海外(特に日本)企業の進 出は目覚ましいものがある。現在、タイに進出しているに本気業は、登 録されているものだけでも、約1,100社、未登録社も合わせると3,000から4,000社にもなる。ちなみにシンガポールに進出しているの が700から800社である。なぜタイという国にこれだけ多くの企業 が投資するのか?それをさくら銀行バンコク支店の日本人駐在員に質問 してみたところ、「タイへの投資条件は、よくも悪くもない。大きなメ リットもないが、デメリットもない。しかしそれがメリットになってい る。強いて言えば、他国より総合点が高い。」という答えが返ってきた。

 今回のゼミ旅行でシンガポール、タイという2国をまわって、僕はシ ンガポールという国はもう発展し尽くしており、さらなる飛躍は難しい と思ったが、タイは、まだまだ色々な可能性をもっていると思った。


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