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張ゼミ通信 96年11月27日号

一年前の自分、そして一年後の自分 田中

 結構前のことになるが、第二回ゼミコンパをやった。参加した人数こ そ第一回より少なかったが、二年生の人が三人だけだけ来ていた。三人 のうち二人が留学生で、日本人は後の一人しかいなかった。僕は、遅れ ていったため、全員と話ができなかったのだが、一人来ていた日本人の 人が、ちょうどゼミ通信の編集長をやりたいと言う人だったので、少し 話をした。

 僕が彼と話していると、僕は彼が本当に二年生なのか?と思った。な ぜなら、すでにアジア経済について一通りの意見をもっていたからであ る。特に、彼の興味があるという中国の田舎のほうの見識においては、 僕も全然分からないことが多く、気が付くと完全に聞き手に回ってしまっ ていた。でも僕は、多分彼はうちのゼミでの内田君にあたる存在であり、 だから僕が押されてもしょうがないと思い、一人で納得してその日は帰っ た。

 それからまた少したち、二年生のゼミの面接があった。僕は一応ゼミ 通信編集長であり、副ゼミ長でもあることから、その面接に面接官とし て参加することになった。この日、面接に来たのは全部で5人、うち三 人が日本人だった。僕は日本人のほうの面接をしたのだが、ゼミコンパ に来ていたかれは、やはりアジア経済についてしっかりとした見解をもっ ており、さすがだなと思ったのだが、それ以上に驚いたのが、彼以外の 二人だった。二人とも、僕らの出す質問にしっかり答えていたし、この ゼミで自分が何をやろうとしているのかが伝わってきた。その日の帰り、 僕は自分の一年前のことを思い出した。僕はもともとアジア経済をやろ うと想ってゼミに入ったのではなく、先輩や他の先生方の話を聞いて、 張ゼミはおもしろい。ということでこのゼミを希望していたので、この 時期にはまだゼミで何をやりたいかという明確なビジョンは持っていな かった。確かにゼミを希望する理由には人それぞれ色々あるとは思うの で、しょうがないとは思うのだが、次、就職試験の面接の際には、僕も なぜこの会社を希望したか、会社に入って何をやりたいのか。というこ とをしっかり言えるようになろうと思った。


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