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張ゼミ通信 96年12月11日号

中国が好き 内田真人

 私が、中国に興味を持つようになったのは、なんといっても『三国志 演義』との出会いによる。はじめは、テレビゲームの「三国志2」(株 式会社 光栄)に夢中になった。それから、横山光輝の『三国志』(漫 画 全60巻)や吉川英治の『三国志』(小説 全8巻)など他にもい くつかの三国志演義に関連する本を読んだ。

 三国志演義の魅力はなんといっても登場人物である。登場人物で私が 一番好きなのは、趙雲子龍である。趙雲の活躍する場面はいくつもある が、特に阿斗(後の劉禅)を抱いて曹操の陣を切り抜ける場面は好きで ある。趙雲の他にもまだまだ好きな武将はたくさんいる。趙雲以外の五 虎将軍の関羽、張飛、黄忠、馬超ももちろん好きであるし、忘れてなら ない主人公・劉備玄徳と劉備亡き後の主人公といえる諸葛亮孔明も好き である。

 三国志演義の他には『水滸伝』や『西遊記』も好きである。水滸伝は 三国志演義ほどには熱中しなかったが、九紋龍史進、虎殺しの武松、手 裏剣を使う項充らは好きな登場人物である。西遊記は日本人が良く知っ ている中国の物語であるし、テレビでも西遊記を題材とした番組は数多 く放映されている。私はドリフターズがピンクレディといっしょに人形 劇でやっていた番組をよく見ていた。ところで西遊記といえば孫悟空で あるが、日本では最近、孫悟空といえば、実は宇宙人で宇宙一強いとい うことになっている。私はその孫悟空の活躍する物語も好きである。

 物語以外では、春秋戦国時代の諸子百家のいくつか、特に韓非子や墨 子は興味を引かれたし、劉邦と項羽の戦いは、本宮ひろしの『赤龍王』 (漫画)を読んで興味を引かれた。私が興味を引かれたのは一言で言え ば中国の英雄達である。中国の英雄たちは広い中国大陸を所狭しと活躍 し、スケールが大きいのである。又、それらの英雄たちが口にする「仁、 義、礼、智、信、厳、勇」といった中国独自の概念というか哲学のよう なものが私を非常に魅了した。

 私の中国への興味は今も尽きない。中国は長い歴史の縦軸と広大な中 国大陸に同時発生的に起こること・横軸がある。その縦軸と横軸の積は 非常に大きい。とにかく中国には興味深いことがたくさんある。


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