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張ゼミ通信 97年1月8日号

北京の『胡同』 馬

 中国の首都北京の歴史はかなり古いといわれ、元、明、清と3つの王 朝が続いたのである。もとは元朝フビライ・ハンの居城にさかのぼる。1406年明の第三代皇帝永楽帝が都を北京に定め大規模な改修工事を開始した。全国から30万人以上の職工、兵士が動員され、15年の歳月をかけ1420年に完成、翌年正式に遷都を行い、以来500年にわたり北京は明、清両朝の統治の中心地となった。

北京

 北京の観光スポットとして近ごろ人気上昇中なのが「胡同」だ。「胡同」はフート ンと読む。北京の昔ながらの横丁のことだ。 横丁なんて日本にもあるじゃないとおもう 人もいるかもしれないが、北京の「胡同」 には700年にもさかのぼる歴史的背景が ある。13世紀、元の時代に北京を囲む城 壁ができて往民が移り住んできた頃、北京 の往まいは「四合院」と呼ばれる独特のも のだった。四棟の建物が中庭を取り囲む。 他人は内部の生活を伺うことのできないと ても守りの固い様式なのだが、この「四合 院」と「四合院」の間のごく細い通り道が 「胡同」だ。

横丁は横丁でも過去の街造り、過去の生活と密接な関わりのある歴史的 な空間なのだ。1つ1つ違う呼び名がつけられている「胡同」は現北京 市内に3千本ほど。最近、この「胡同」を専門に観光するツアー会社が できて観光客でも気軽に出かけられるようになった。

 今でも北京市民の3分の1が住む「胡同」のなかに有名なレストラン もある。清朝末期の大臣のお屋敷だった「竹園 館」は美しい庭園であ る。なかには有名な四川科理の店もあり、庭園の風景を楽しみながら四 川料理が味わえる。レストランの回りの静かな「胡同」で散策するのは 最高だ。

 みんなさんはぜひ北京に遊びにきてください。


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