森田ゼミ96年黒旗福助トップ

hukusuke
 福助19号 
発行所 :Y.H.アカデミー
パトロン:森田ゼミナール様

風水学

話術の風水的こつ
 相手に親近感をもたらすためには、スキンシップが大変効果があります。このスキンシップというのは、やたらに相手に触れることではなく、ある程度、50センチ以内の距離に、体を近づけるということです。これはケースバイケースですから、やたらに近づけるわけにはいかないと思いますが、元首相の三木武夫氏は、人と接するとき、必ず膝をつき合わせて、相手の膝を叩きながらお話しをされたそうです。

 その事が相手に非常に、親近感と信頼感をもたらす、ということに役立ったそうです。近年の首相のなかでも氏が特に人望を集めていた一因でありましょう。そういう面でも、三木元首相は生まれながらに、頭領としての才能を備えていたのだと思います。

 さて、声や話し方は非常に重要なポイントであります。とりわけ、相手に自分の意志を伝えるときは、ある程度ゆっくりと静かに、低い声で話すほうが通ります。頭のてっぺんから出るような声で愛を語り、プロポーズしても、相手はたちまち興ざめして立ち去ってしまうでしょう。

 男性なら低音で、これだという重要なポイントは強く、強調することです。そのときに、相手の目と目の間を強くぐっと見つめて、あなたの意志を伝えると、相手は被暗示性が強い状況になっていますので、すんなりと通るものです。女性なら静かに、ゆったりと、しかもさわやかで愛らしくお話しすることです。そのときは、目と目の間を、優しく穏やかな視線で見つめましょう。