森田ゼミ96年黒旗福助トップ

hukusuke  福助2号  
発行所 :Y.H.アカデミー
パトロン:森田ゼミナール様

北方領土問題  藤本 正則

北方領土は誰のもの??
 ロシアの人民の大半が「当然ロシアのものであり、北方領土問題など存在しない」と、考えている。一方日本は、「江戸時代末期から日本固有の領土」と、主張している。こんな事を言うと「屁理屈だ!」等と、言われるだろうが敢えて言おう。「北方領土はアイヌのものだ!!」。中曽根首相は、「日本は単一民族国家」等と、発言した。しかしそれは違う。歴史の中で、抑圧されてきたアイヌや琉球民族の事を顧みない失言である。では、どうしろというのか?アイヌ自治区を作るべきか?彼等の同化{日本人化}が進んだ今、そこまでしろとは言わない。せめて日本史の中に迫害されてきた少数民族の事をしっかりと明記し、日本人の犯した罪を、認識させるべきだ。そのうえで自国の領土だと主張すべきだと考える。

長期戦で最後に笑え!!
 ロシアからの返還を引き出す方法は、過激なものも含めると多々あるが、日本が採るべき方法はやはり感情論に訴えるのでなく、気長に円卓会議で解決すべきだと思う。あくまで冷静に対処すべきだ。それと、言うべきことはしっかりと主張すべきだ。北方四島のみ返還等と言う中途半端なことを主張するのでは、日本が世界にナメられる。シツコク付きまとって国際世論を味方にする事が大事。

返還後の防衛策!!
 1989年の資料によると、ロシア(当時はソ連)の極東軍事力((中ロ国境配備部隊を除く))は、326,200人((軍用機870機 戦車4500両 軍用車両4100両 火砲7000門 空母2隻 水上艦艇55隻 原子力潜水艦48隻))である。そのうち北方領土に展開している兵力は、一個師団程度の地上軍とMig-23が40機と見られている。'91年1月1日までに、極東に展開している陸海空軍12万人と戦闘艦艇16隻の削除を発表した。日本はそもそも専守防衛が基本なので、F-15,FSX,F-1を計20機位と、巡洋艦を1〜2隻を択捉島或いはウルップ島辺りに新設すれば充分ではないだろうか。{F-14Dやハープーンがアメリカから供与されたらもっと少なくて済むのに…}あくまで日米協力が前提の素人の考えですから、代替案を待っています。