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■『新日本語の中級 新日語中級教程』学習目標、文法・文型及び教案例一覧

 中国では直接法で教えるのに適し、初級から中級への橋渡しができる教科書はこれしかないかもしれません。
 ビジネスマンを対象にしても教えやすい教科書です。

題 名 学習目標 文法・文型 板書・教案
1 尋ねる・確かめる 1、漢字の読み方や言葉の意味が尋ねられる
2、聞き取れなかった内容が尋ねられる
3、看板や表示を読んで、意味が確認できる
合成語@:〜口、〜って/〜て、Vればいい、〜というのは〜っていうことだ、外来語、Nのことだ、Nによって違う  
2 電話で連絡する 1、遅刻や休みの連絡ができる
2、伝言が頼める
3、ファックスの内容が読める
〜ほど、V(ます)そうだ、〜でしょうか、あいにく、〜と伝えていただきたい、〜ということですね、〜だけでなく〜も、もしVるなら
 
3 頼む 1、何かを頼む前に、理由が説明できる
2、いろいろな頼み方が工夫できる
3、簡単な手紙文が書ける
縮約形@、Vてほしい、〜ことになる/〜ことにする、省略、〜ものですから、Vていただけないでしょうか、ただVるだけでいい、助詞+は、連用中止Vます
 
4 許可をもらう 1、丁寧に許可を求めることができる
2、許可が欲しい理由をきちんと説明できる
3、許可願いの申請書が正しく書ける
文脈指示の「あれ」「あの」「それ」「その」、Nのところ、Vさせていただきたい、Vなさい、〜の?、Vてくる、〜がする、である
 
5 誘う・断る 1、相手の意向や都合を聞きながら誘うことができる
2、待ち合わせ時間や場所を確かめながら話が進められる
3、相手に失礼のないように、丁寧に誘いを断ることができる
終助詞、確か〜たよね、〜んだけど、Nでも(一緒に)どうですか、V(ます)たがる/欲しがる、せっかく〜のに、Vられた(可能)らと思っている
 
6 訪問する・紹介する 1、人を訪問した時のあいさつができる
2、自分のことや出身地について紹介ができる
3、ペンパル募集の自己紹介文が書ける
〜のは、「〜。で、〜」、「Nって、〜けど、〜ね」、〜みたいに/〜みたいだ、Vて来るA、Nをとおして
 
7 症状を伝える 1、病気やけがの様子が詳しく説明できる
2、医者の説明や注意を聞いて、それが理解できる
3、問診表に記入できる
おV(ます)ください、そのうち〜かと思って〜んですが、擬態語@、念のため、(時間)する、〜ずつ
 
8 買い物をする 1、買いたい物の説明ができ、店員の説明も理解できる
2、理由を説明して、買った物を取り替えてもらうことができる
3、広告やチラシから必要な情報を読み取れる
おV(ます)ですか、Nなんか、「Vたら、Vた」、Vるように言う、Nとして、Vられる(受身)N、Vられる/Vられない(受身)+と
 
9 道を尋ねる 1、道順が尋ねられる
2、道順の説明を聞きながら大切な点が確認できる
3、町の中で見かける道案内の看板や表示が理解できる
Vたところで、(名前)というN、Vるには、名詞止め、動詞の名詞化
 
10 手順を説明する 1、機械などの操作手順の説明が分かる
2、説明を聞きながら分からないところがきちんと尋ねられる
3、自分の国の料理の作り方が順序よく説明できる
「始めにVてから、Vれば」、形容詞の副詞化、擬態語A、Vるまで
 
11 人とつきあう 1、日本人とのつきあいの中で礼儀正しい会話ができる
2、同僚や友人との気持ち良いつきあい方を考える
3、あいさつ状や贈り物の習慣について知る
そろそろVようか、Vてばかりいる、Vさせてください、「いい」「悪い」の使い方、Vるようになる、(数・量)も、Vる場合
 
12 比較する 1、物事をいろいろな面から比較できる
2、比較して分かった違いや変化について考え、話し合うことができる
3、グラフなどの資料から正しく情報が読み取れる
(金額)は/もする、〜じゃないですか、〜らしい、Vていく、〜だろう、倒置、合成語A
 
13 苦情を言う・謝る 1、相手の気持ちを考えながら、苦情が言える
2、事情を説明して、謝ることができる
3、注意事項などの掲示物を読んで、理解できる
Vてもらえないでしょうか、ついVてしまう、V(ます)って放しにする、もうちょっとでVるところだった、NぐらいVるもんだ、何〜か、複合動詞@、V(ない)ずにVてください
 
14 褒める・けんそんする 1、人の持ち物や能力などがうまく褒められる
2、褒められた時、適切に答えられる
3、店の紹介文を読んで、理解できる
助詞の省略、相づち、感嘆詞、〜んじゃない?、縮約形A、NじゃA、NにN付きで
 
15 仕事について話す 1、自分の仕事について分かりやすく説明できる
2、仕事の経歴や仕事に対する考えなどが話せる
合成語B、接続表現、Vるってことは/Vるということは、「〜ば、別だが」
 
16 例える 1、いろいろな比ゆを使って、表現が上手にできる
2、擬態語を使った表現ができる
3、いろいろな国の比ゆについて知る
そういえば、〜んだって?、慣用句、擬態語B、V(ます)そうなぐらい、Nのように/Nのような、その点
 
17 相談する・提案する 1、困っている状況や理由を分かりやすく伝えられる
2、問題解決の方法を提案できる
3、いろいろな断り方について理解できる
前もってVておく、Vてくださると助かるんですが、〜というのはどうですか、例えば〜とか、Vたところ、〜ということだった、Nにとって
 
18 計画を立てる 1、計画を立てるための情報が集められる
2、集めた情報を基に、人と相談して、計画が立てられる
3、店で使われている丁寧な話し方に慣れる
だったら/でしたら、Vることがある、〜んじゃ、A(い)み/A(い)さ(名詞化)、Nの方は
 
19 意見を述べる 1、相手への理解を示してから、自分の意見が言える
2、はっきり理由を言って、自分の考えが伝えられる
3、意見を短く、分かりやすい文にまとめられる
なかなか(+肯定形)、Vる方が、〜うちは/〜うちに、やっぱり/やはり、「Nといえば、やはりNだ」、何となく
 
20 環境を考える 1、環境を例に取り上げ、今社会で問題になっていることについて考える
2、問題を解決するために、自分に何ができるかを考える
3、根本的な解決方法は何かを考える
〜というわけだ、〜ころ、〜のに、複合動詞A、〜か〜かはNによる
 

■その他教科書の教案・板書