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国際経済論8

1996年6月13日

中国の農村と農業開発

 1)農村の現状と開発

 ?農村人口と都市人口

 ?農村開発の諸形態
  農村 → 都市(人口移動)
  非農業開発モデル

 2)78年以前の農業開発

 ?集団化:初級合作社 → 高級合作社 → 人民公社

  GNPに占める農業生産額の比重
  
  人口 ーーーー 農村人口数

  中国は都市にスラムはない……厳しい戸籍制度による人的移動の制限

  中国の農民 大学にはいると農村戸籍でなくなる
              ↓
           集団戸籍となる
              ↓
           大学卒業後、
           都市戸籍になれる

  cf.中国は日本の大学受験よりさらに厳しい

  戸籍制度……都市人口と農村人口を隔離


 中国 1949年の建国直後……資源としての労働人口

  労働人口 → 労働力
       → 消費
  
  労働力をいかに資金に変換するか

  農業余剰をいかに工業に振り向けるか
         ↓
        集団化
                労働点数によって分配が行われる
         県
       ┌─┸─┐    cf.中国の農村では女の子は喜ばれない
      人民公社 人民公社   ・男の方が女より労働力としては上だから
    ┌──┸──┐      ・女は結婚すると家を出ていくから
   生産大隊  生産大隊            ↓
 ┌──┸──┐            親は老後を子に頼る
 隊     隊


      ┌────→農業←────┐
      ↓      │      ↓
     軽工業←────┴────→重工業
      ↑    ・労働力     ↑
      │    ・資金      │人民公社が国有企業的な役割を果たす
      │    ・資源      │
      └────────────┘
 はさみの価格格差(工業製品と農業製品の価格格差)

 高就業、低消費
   ↓
 中国の高工業化率

3)78年以降

 1)農家請負制
  まず、安徽省の農民が始めた
  万里省長

 2)人民公社の廃止

 3)郷鎮企業        cf.1元=13円

 4)雇用
  農民 → 労働者
  農業 → 工業

 5)問題
  伝統部門 → 近代部門
  農業部門

  資源の浪費
  出稼ぎ農民 8,000万人

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