アジア経済論96年国際経済論96年トップ

国際経済論23

経済特区 深セン

1996年12月19日

深セン 390万
珠海  100万
汕頭   60万
廈門   40万
海南   34万

奇跡という言葉が経済の発展に大きく関与している

「中国経済のフロンティア」 P.148
 表5
 深セン 年成長率 76%


深センの急激な経済成長の理由

工業生産
 どのような工業政策を採るかが問題になる。

 輸出志向型工業政策 外交型
 輸入代替型工業政策 内向型

「中国経済のフロンティア」 P.6 表1-2 参照

神戸や沖縄の開発を考える時、深センが非常に役に立つのではないか。

「中国経済のフロンティア」 P.150 参照

生産、開発資金源をどこから確保するのか。

深セン
・中央投資 10数%
・財政投融資┐
・銀行借款 ├が多い
・外資   ┘

「中国経済のフロンティア」 P.150 l13〜15

 生産、開発、資金源
 標準工場

深センの外資導入の特徴

1)工業向け投資が中心

全体の60%を占めている。
「中国経済のフロンティア」 P.156 参照

2)委託加工 → 独資
中国の投資形態にはいくつかの種類がある。
・投資型(中外合弁、合作、独資)
・貿易型(加工、補償貿易)
・金融型(リース)

 貿易型 → 投資 → 独資
       合弁
       合作

 三来一補……デザイン、原材料、部品を中国に輸出し、中国の労働力を使って製品
       を生産、そして製品を海外へ売る。

 独資……日本企業がとる形態の一つ
     例、日立 84年 合弁からスタート。
       東芝 独資 大連に工場がある。

 *しかし、対アジア投資を見ると独資より合弁の形態の方が多い。


「中国経済のフロンティア」 P.160 参照

香港 ー→ 広東 ー→ 香港 ー→ 広東 ー→日本、欧州、米国へ
   委託    生産    加工度
         納品

1997年7月1日 香港返還

香港の将来
1)中国経済の成長
2)香港経済の成長

香港ドルは中国の福建省、広東省でも普及している。


外資導入の問題点と発生原因
?軽工業傾斜産業構造
?外資傾斜産業構造

赤字企業に、外資系企業が増えだしている。
「中国経済のフロンティア」 P.165 表5-8参照


企業の規模が小さければ小さいほど、利潤率も少ない。


軽工業と重工業との利潤の格差が激しい

付加価値の高い産業への特価
   ↓
半導体、コンピュータ等の電子産業、自動車の部品

年間、深センを脱出している会社は100〜200社ほど


このように中国の経済特区の政策が敏感に変化してきているのを読むことが大事。

・メニュー