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国際経済論 発表レジュメ

1996年6月30日 山路博之

東アジアの経済成長

(1)アジアNIEs(新興工業経済地域)

経済成長の原因:輸出指向型工業化路線の選択、また、儒教型社会
        構造があげられる。

経済成長率:年率平均7%台(日本年率1%)

(2)ASEAN(東南アジアの地域協力機構)
    加盟国(7カ国)

目的:地域協力による経済発展の加速がねらいである。
アジアNIEs同様の年率7%台の経済成長が続いている。将来
ラオス、カンボジア、ミャンマー加盟歓迎方針を決定(ASEAN10ヵ国構想)

(3)アセアン諸国を追い上げる他の国々

・インドについて

インドの都市中産階級の「三種の神器」
「新経済政策」による経済自由化政策の推進

特徴
1.国内経済における大幅な規制緩和
2.対外関係における外国資本・技術の積極的導入

今後の課題
1.農地改革に伴う既得権の問題
2.インフラ整備

(4)日本の対応
・日本が青写真を描いてリードしていく時代は終わった。アジア各
国の地位の向上を認めるべきである。

・今後日本国内では、創造性・オリジナリティに富んだ付加価値の
高い産業を残していく努力をしていくべきである。

(発表の進め方)
(1)・(2)・(4)は簡単に触れる程度にする(5分程度)。
(3)のインドについての説明に重点を置く(10分程度)。最後
に発表内容に関する質問を受け付ける(5分程度)。

(3)インド

三種の神器……冷蔵庫、カラーテレビ、エアコン

・「新経済政策」による経済自由化政策の推進

特徴
1.具体的な規制緩和政策 → 許認可制度の緩和や独占禁止法の緩和

これによって、新規事業への参入が容易になり、競争原理が導入された。

2.外国資本・技術の導入政策 → 投資手続きの簡素化や外国人株式保有限度額
                 の引き上げなどの政策がとられ、外国製品の
                 輸入についても、大幅に関税が引き下げられた。

・自由化政策に転換後のインドの経済変貌

実質経済成長率:1991年→0.9%         1994年→5.3% 外国投資:1990年→12億8,300万ルピー      1994年→1,418億7,200万ルピー 農地改革に伴う、既得椎者への保障の仕方。 インフラの整備……急激な都市化によって、電気、水道、道路等が未整備である。

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